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「どういう意味だ」
「鈴音は自分の力を闇鬼の頃に使っていました。なので本気の力と人斬りの自分を繋げてしまい、普通の状態では本気を出せなくなってしまっていたんです。本気を出してしまうと、自分が人斬りに戻ってしまうんじゃないかと、心の中ではまだ恐れているんでしょう」
「だからあんなに別人に見えるのか」
「どっちも同じ鈴音なのにな」
「巻き込まれないとも言い切れません。手出しは無用です」
そんな話をしている間に、私はほとんどの敵を倒し終えていた。
残るは翔だけだ。
「ここら辺で終わりにしましょう。翔とやら、帰って伝えなさい。1ヵ月後に決着をつけようと、翡翠が言ってたと」
「...いいだろう。こちらとしても今の状況は不利だ」
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