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「ではその子も連れて帰りなさい」
翔はまだ息のある沙良をかつぎ、塀をこえていった。
「...鈴音、刀をおさめなさい」
わかっているのか、否か、私は下ろしたままの刀を鞘にしまうことはなかった。
ただ未だに放っている殺気のまま、ゆっくりと1歩、また1歩とみんなの方に近づいてゆく。
皆も万が一にそなえ、刀を構えているのが私の瞳にも見えた。
「おい...味方...なんだよな?」
「お、おう....」
「風早、刀をしまえ」
「...........」
「風早!」
「鈴」
リーン
「沖田さん?(キョトン)」
「戻ったか(ホッ)」
「師匠!怪我はありませんか?!」
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