第8章

48/49
前へ
/404ページ
次へ
「....あんただったら勝てるのか」 土方さんは、藪から棒に投げ掛けた。 「どうでしょうか。私は一度刀を置いた身。昔は勝っていたとしても、今はきっと長政のほうが長けているでしょう。それに...」 「それに?」 「もし、長政を殺せたとしても、あの沙良と言う子も少し気になります」 「沙良が?」 「あの子の太刀筋には見覚えがあるの。あれは、長政と瓜二つよ。きっと彼女は...」 「長政の娘....?」 嘘、そんなの....。 「傷を負ったにしても、残りの日数でどう仕上げてくるかわかりません。それに頭脳戦が得意な者もいるようですし」 翔....。 「だーっ、どうしたらいんだよ!わけわかんねぇ!」
/404ページ

最初のコメントを投稿しよう!

205人が本棚に入れています
本棚に追加