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「ここ、あなたのお店なんですか?」
『俺の店』というくらいだから店長だったりするんだよね。
目の前にいるイケメンはどうみても二十代の若者で、信じられなくてついそう訊いていた。
「まあね。けど、あまりにじっと見てるから君に声をかけるタイミングを失っちゃって」
「え」
「結構長い時間見てただろ?」
あたしの質問に軽く頷いたあと、あたしが看板に見入っていたのを見られてたことを告げられた。
確かに綺麗だなぁって結構長い時間見惚れていたけれど、それをずっと見られていたんだと思うと凄く恥ずかしくなってしまって、頬にカッと熱が集まるのを感じた。
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