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きっとあまりにカッコイイ笑顔が目の前にあったから心臓が反応したんだよね。
だってあたしには仁がいるし。
あたしは仁のことがめちゃくちゃ大好きだし。
なんて頭の中で独り言を呟く。
「入ってく?」
「え」
「だから、うちの店に入ってく?」
うちの店に?
「え! いいんですかっ!?」
思わず彼に詰め寄るように一歩近づいて、叫ぶようにそう言葉を発してしまった。
そんなあたしに彼はまたクスクスと笑いながら、
「どうぞ」
そう言って、看板の奥へと歩いていく。
あたしは慌てて彼のあとを追って、開けられたドアから店内へと足を踏み入れた。
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