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「もう、やだっ……」
バタバタっとうるさいくらいの足音を響かせながらアパートの階段を足早に降りていく。
今日午後からの講義が突然休講になったから、既に帰宅しているはずの彼氏、仁のアパートを訪ねた。
合鍵を貰っていたから、それでそっと鍵を開けて驚かせるつもりだった。
でもそんなあたしに突きつけられた現実は──
綺麗に脱ぎ揃えられているヒールが高めのニーハイブーツと、
「……ぁん……じ、んっ……あ……」
女の喘ぎ声。
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