さわって、かわって。

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お互いの手を握り合ったまま、キスを繰り返す。 身体は噴き出した汗で濡れている。握り合った手はお互いが吐きだしたものでドロドロ。交わす唇も、お互いの唾液で湿って、だけどそれが気持ちよかった。 「あーあ、なんかもう滅茶苦茶だな」 アキがそう言って笑った。 俺は黙ってその顔を見てた。 「とりあえずシャワー浴びよ」 アキがそう言って、俺の手を握ったまま立ち上がった。
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