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 「ちょ、ちょっと……、    何やってんの、どさくさに!!」        かろうじて、    理性が戻ってきてくれた。 「どさくさか?     がっつり抱き締めてんだけど。   それよりさ……、     ミサオの匂い、やっぱ好き」      ばかやろう!!        周りの女子が凍ってる。      気のせいか、         みちるも       何だか目がこわい……。 キンコンカン、キンコンカンコン、キンコンカン――。        ちょうどよく、  チャイムが鳴って、救われて。 「また来るよ。    ミサオのためなら、何度でも」      さわやかな    笑顔を残して、走ってく……。
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