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「今日もまた、     押しかけちゃうの?           放課後に」   愚問なり。    答えるまでもありませぬ。 「あの人も、   院試で忙しいんじゃない?」   「だいじょうぶ。   頭がよすぎる人だから」 「そこだよねー。   あたしは無理だ、疲れそう」     「疲れない。    ぜんぜん疲れたことないし」     苦笑い?    それでもみちるは理解者だ。  こうやって    話も聞いてくれてるし、     【5・7・5】   ずーっと付き合ってくれてる。     みちるなら、   いい奥さんになると思う。 ぼんやりと そんな空想していたら、   教室の後ろのほうから歓声が!!      いやな予感。 おそらくあいつに違いない……。     
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