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教室に入ると黄色い声が響いた
「東雲自己紹介しろ」
「えっと、東雲尚人です」
「それだけか!
まぁ、イイお前は一番後ろの窓際の席に座れ」
「はーい」
指定された席に座り担任の話に聞く耳を持たずに外をボーと眺めていたが隣の席の女の子にしか見えない子が話しかけてきた
「僕は浅野舜(あさのしゅん)って言うんだよろしくね」
「あぁ、よろしく」
ニコッと聞こえるぐらいの笑顔で握手をしてきたが尚人はそれを見えないふりをしまた、外を眺めはじめたが舜は諦めずに話し続けた
「東雲くんのこと尚くんって呼んでもいいかな?」
「尚人ならいいよ」
(尚って呼んでいいのは
リューだけだから笑)
「わかった、尚人くんって呼ぶね笑
僕のことは舜って呼んでほしいな」
「わかった、瞬ね」
「うん!ありがと
それでね、尚人くん今日は授業が4時間しかないんだよ」
「へぇ、楽でいいね」
「でしょでしょ」
何となく打ち解けてきた二人が話していると前の方から二人組の男子生徒が歩いてきた
「瞬、お前だけずりーぞ
東雲、俺は新名晶って言うんだ晶って読んでくれよ」
「あぁ、わかった」
「初めまして、俺は坂木綾人って言うんだ、俺も綾人でいいよ」
「うん、僕も尚人でいいよ」
それから、授業が始まるまで四人はくだらない話をして打ち解けていった
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