第1章

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「それでは始め!」 先生の合図に全員が紙を表にする。 もうこの場には他の思惑はない。 ただ全員の目的は一つ……テストを解く! 高校で初めてのテストが始まった。 今からやるのは精霊学でその次は超能力学。 そして、明日以降に数学や国語といった一般科目を行う。 湊は快調に解き進めていた。 そして、全て解き終わり暇をもて余していたところで一時間目のテストが終わった。 そして、ゆっくり休む間もなく次のテストが始まる。 次の科目改め本日の最後の科目は超能力学。 実は精霊学と超能力学は高校での二大簡単科目である。  そもそもこの二つは解明されてないことがとても多い。そのうえ、超能力者にとって真に大切なことは「それがなぜ起こるのか」ではなく、「どのように使うか」とされたためである。 結果として精霊学と超能力学は教科書に書いてある少ない単語とその意味を覚えるだけという科目になった。   「それでは、始め。」 先生の声が響きわたる。 そして、湊もテストに取りかかった。
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