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部活帰りの華ちゃんと並んで、夕暮れ時の町を歩いた。
長く伸びた影は、スラリと背が高くてくびれの魅力的な華ちゃんのものと、なんだかちんまりした私のもの。
幼馴染みでも全然違う。
全然違うけど仲はいい。
全然違うからいいのかな?
「相当なリピーターなのに、今まで全く当たらなかった事が奇跡みたいなものだもんね」
「そうかな~?そんなみんな当たる?」
「あんまり食べないけど、当たったことあるわよ」
う~ん、なんでだろ?
まぁ、良いや。当たったんだもん。
でも、なんだかアイスキャンディに変えちゃうの勿体無いなぁ。
取っとこうかなぁ。
「雪、取っとくつもりならちゃんと洗って乾かさないとカビるからね」
「あれ?」
「思った事、顔に出すぎ」
「そうかなぁ、でも洗って乾かしとこうっと。ありがと、華ちゃん」
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