1、それは暑い夏の日に

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怒られたのは、言うまでもない。 無防備にも程があるって怒られて、痛いでこぴんをされた。 「でも、圭介怖くなかったよ?」 「それは結果論でしょ?怖い人である可能性もあった訳だし。って言うか、まだその可能性消えてないと思うんだけど」 「そうかなぁ、変な人だったよ?」 「……それ、雪にだけは言われたくないと思うわ」 あれ~? なんか雲行きがあやしいなぁ。 ズーッといつの間にか柔らかくなったシェイクを吸った。 甘くて冷たい。 甘くて冷たいものは好き。 夏の暑さを、つかの間でも忘れさせてくれる。
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