第1章

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そうこうしている内にも地球は回っている。 電車も動いているし、僕も息をしていた。 そして、これはすごく当たり前のことなのだけれども、時間は少しずつ進行していた。 少しずつ、着実に。 ”彼ら”は、優秀な作業員のように、ミスなく、焦らず、コツコツと、時間を前に進行させているようだった。
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