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ここのところ彼と真維が一緒にいるのを見かける。 何を話しているのかはわからないけれど……。 一方的に話す真維の言葉を、黙って聞いている彼。 時々頷いたり、彼から話しかけたり…… そして今日は、何を言ったのかはわからないけど、真維が何か言った言葉に対して、彼が極上の笑顔を向けていた。 チクン……と、何故だろう?あたしの胸が痛んだ。 二人は友達。 一緒にいてもおかしくない。 話をして当たり前。 笑い合ったって良いはずなのに…… 何でだろう? 彼のあの笑顔を見た時、あたしの胸に棘が刺さった。
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