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その時彼の事務所兼自宅のチャイムがなる
ピンポーン!
「……」
ピンポーン!ピンポーン!
「……」
ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン!ピポピポピポピポピポピ…
「うるせぇ……」
連続的に響くチャイムに痺れを切らした芝狸はゆっくり扉をあけ、気だるそうな声でそれに投げ掛ける
「あ!師匠!おはようございます!」
そこに立っていたのは元気に挨拶をする女子高生だった
見るかなに活発そうな女の子
芝狸はその子を見るや否や、扉をゆっくり閉じる
しかし彼女はなに食わぬ顔で扉を開けてはヅカヅカと入り込む
「勝手に入ってくるなよ…」
芝狸はこれでもかと言うほど嫌そうな表情で彼女に投げ掛ける
彼女は芝狸の言葉を無視して続ける
「またこんな時間まで寝てるなんてダメじゃないですか!しかも片付けたばかりなのにまた散らかってるし!」
今度は芝狸に目くじらをたてながら部屋の片付けを始めた
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