第4章

2/14
前へ
/132ページ
次へ
「ほらっ、桐子。さっそく来てるわよ、スケルトンカンパニーの若きイケメン社長さん」 「名前の通り、あたしのハートを見透かしちゃって♪なぁんちゃってね」 きゃー!と女性社員たちが騒ぐので、近くの男性社員たちは鬱陶しい顔をしていた。 「面倒くさぁ」 安西桐子は、椅子から立ち上がり、出入り口に向かって歩いた。 そして「はぁい」と言いながら、半透明のガラスドアをガチャリと開ける。 「安西桐子ですけどぉ」
/132ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加