あの頃

登場人物

付き合い初めて１週間たった日の事。

いつものようにメールをしていたら
明日部活終わったら帰れる？
まさかの誘いだった。
うちはまだﾗﾌﾞﾗﾌﾞな恋愛はしたくなかった。

どうせまた別れるんだろう。
ずっとそう思っていて怖くて
帰るとかそうゆうのはしたくなかった。
付き合ってた人は多かったけど
今までで彼氏と帰ったことは一度もなかった。

かずとは中二の時に山形から転校してきた。
そのあとに調子に乗りすぎてハブられたことがあった。
そして省いた女の子に告られた。
そして振ったらまたいじめられるんじゃないかと恐怖心をもち、
付き合ってた。

その付き合ってた女の子はじゅり。うちと仲良かった。今も好きかなって二ヶ月くらい前に聞いてたから、付き合ってることバレたくなかった。
だからみんなにバレないようにバレないようにしてた。

いきなりの誘いだったから戸惑った。
でも帰ってみよう。そう思った。
（帰ってもいいけど、みんなにバレたくないから最後のほうでいいかな？）
そう言ってわたし達は帰ることした。

バレたくないな。やだな。
緑地公園で待ち合わせだった。
少し歩くとかずとが待っていた。
多分なすごい風が強い日だった。
すごく寒かった。
んじゃあ行こう？と言って歩いた瞬間。

ちゃりんちゃりーん♪♪
あ。最悪。友達だ。と思って振り向いた瞬間。
は！？平間先生！！！！
まさかの一番最初にバレたのが
私の担任。平間先生だった。
おお。付き合ってんのかー。じゃあなー。

と言ってどっかに消え去った。
はぁ最悪。友達より先に先生にバレるとは！
そう言って笑いながら喋ってたら、もう別れる道が見えてきた。
早かった。

よし！んじゃあまたね！帰ってくれてありがとう！
そう言われた。
うちは｢うん！｣気をつけて帰ってね、って言ったのを覚えてる。

そのあとスキップしながら帰った。
案外楽しかった。
これからもずっと好きかもって思った瞬間だった。