彼の憂鬱。

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次の日。 重い気持ちのまま、 怜奈の家に行く。 メッセージを送ったが、既読もつかない。 ――ピンポーン。 「はーい」 明るい声がし、母親が出てきた。 青井の顔を見てはっとする。 「ごめんなさいね。」 母親と仲良くしていたのもあり、 話は聞いてくれたが、 結局、怜奈に会うことはできず、 家をあとにする。 (顔に麻痺が出てる?) 母親からきいたのは、 怜奈の顔がおかしい。ひきつって麻痺がでてる、とのこと。 しばらく様子を見てまた病院につれていく、 女子として会いづらいんだろう、 と申し訳なさそうに言っていた。
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