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私の名前は、山本瑞樹。
歳は15歳。
今年の春からピチピチの高校一年生。
どんな出会いが私を待ってるのかな?
そーんな初々しいことは私は一切考えない。
はぁ!?なに?!どんな出会いが待ってるかと聞かれたら新しい友達、先生、先輩、色々あるだろうね。
私は表では良い顔をして周りと接するが腹の中では言いたい放題言うのが私の本性なのだ。
このことを知っているのは家族と中学まで一緒だったクラスメートぐらいだ。
だからこそ、私の本性を誰も知らない中学のクラスメートたちも選ばないドが付くほどのド田舎の高校を選んだ。
今日は入学式には打ってつけの素晴らしい晴天日和、学校の正門までの一直線の左右には綺麗な桜が咲いている。
「綺麗。」
なんて言葉に出したものの、こんな桜は毎年見てるから見飽きたと言ってもいいぐらいだ。
「そうだね。綺麗だね。」
私の独り言に対して相槌を打つかのように後ろから誰かが返事をしてきた。
「誰!?」
誰と口にしたがただ後ろを振り返るための口実にすぎない。
後ろを見ると私よりも身長が高、170センチぐらいはあるんじゃないかと思う。少し高めの私と同じ学校の学生服を着た小柄な男がそこにた。
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