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「せっかくの匂いが消えてしまうからシャワーはいいよ」 靴下を脱ぎながら牧野さんが言う。 たぶん変態的な発言なはずなのに、堂々と言われるとそんなものかという気がしてくるから不思議だ。 牧野さんに倣って、俺も裸になった。 「どういう風にする?」 「え…ふつう、ので」 いつの間に俺は、男の裸で欲情するようになったのだろう。 程よい胸板に、その肢体に抱きしめられたいと思う。 これから行おうとしていることを考えただけで体が熱くなった。
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