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「ここは、触らなくてもいいのかい」 冷たい指が待ちに待っていたものに触れる前に、胸元に爪をたてられた。 刺激に背筋が仰け反る。 直後、猛た芯を勢いよく握られれば、こぼれる声はだらしがない。牧野さんの手の中で、どくどくと一気に昂ぶっていく。 シーツを握りしめる俺に、「まだ我慢できる?」と聞いてくる声も息が荒れているように感じた。 ああ、なんていい男なんだろう。 俺は陶酔しきってこくりとうなずいた。 初めてのときは、なにがなにやらわけがわからなかった。
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