第5話 アイビスＳＤ

第5章 アイビスＳＤ

★前走

アイビスＳＤは06年から開催時期が変更され、12年は更に開幕2週目に移行。

そして13年から再び新潟開幕週に変更になりましたが、とりあえず06年以降のデータに基づいて検討を進めてみます。

その06年以降の9年間、毎年このレースに好走馬を送り出している2つの黄金ローテがあります。

別に改まって説明するまでもなく、バーデンＢＣ（福島芝1200m）とＣＢＣ賞（中京芝1200m）の2つのレースですね。

以下にこの2つのレースを経由してアイビスＳＤで好走した馬を軽く振り返ってみます。

14年

②フクノドリーム（前走バーデンＢＣ5着）5番人気

13年

①ハクサンムーン（前走ＣＢＣ賞2着）1番人気

12年

②エーシンダックマン（前走ＣＢＣ賞7着）5番人気

11年

②エーブダッチマン（前走バーデンＢＣ2着）5番人気

③アポロフェニックス（前走バーデンＢＣ4着）11番人気

10年

②ジェイケイセラヴィ（前走バーデンＢＣ5着）3番人気

09年

①カノヤザクラ（前走ＣＢＣ賞11着）3番人気

②アポロドルチェ（前走バーデンＢＣ8着）6番人気

08年

①カノヤザクラ（前走ＣＢＣ賞5着）2番人気

③アポロドルチェ（前走バーデンＢＣ1着）6番人気

07年

②ナカヤマパラダイス（前走ＣＢＣ賞2着）1番人気

③クーヴェルチュール（前走バーデンＢＣ1着）5番人気

06年

②マリンフェスタ（前走バーデンＢＣ4着）3番人気

※丸数字はアイビスＳＤの着順を示します。

この過去データを眺めていると、アイビスＳＤは上記2つのローテーションを追いかけるだけで、かなりの線まで予想が組み立てられるような気もしますが、今年はその黄金ローテの一つ、前走バーデンＢＣ組が1頭も出走登録されていません。

そこで今回は前走ＣＢＣ賞組について見ていきたいと思います。

前走ＣＢＣ賞組は07～09年まで3年連続で連対馬を輩出していますが、10年と11年は不発。

10年はＣＢＣ賞4着のメリッサがアイビスＳＤ18着、11年はＣＢＣ賞1着のヘッドライナーがアイビスＳＤ11着と散々の結果に終わっていますが、問題はこの2年間中京競馬場が改修工事中であったこと。

10年は京都、11年は阪神の代替開催でしたので、この2年間はおそらく無視できるはず。

実際、12年は再びＣＢＣ賞7着のエーシンダックマンが5番人気で2着に、13年はＣＢＣ賞2着のハクサンムーンが1番人気で1着に好走しています。