第1章

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次の週、僕と僕の妹と、僕の彼女という珍しい組み合わせで、映画へと行った。 少女漫画を映画化したもので、僕はあんまり興味がなかった。でも、ゆきと一緒にいれるならと思って見に来たのだ。 妹とだけなら、たぶん来てない。 帰り道、妹とゆきは互いの連絡先を交換していた。 正直、自分の親族とゆきが仲良くなってくれて嬉しかった。 付き合って5ヶ月が過ぎたころ、ゆきの様子がなんだかおかしくなってきていた。 いつもより、携帯を気にしてるし、僕の話も聞いてくれない。 「ね…ゆき、聞いてる?」 「えっ…。ごめん聞いてなかった。」 「もう。またかよ。」 こんな会話が増えていた。
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