魔法使いの子供たち

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一番欲しかった指輪、 自分が取って行ったくせに! 「あんた、バカ?魔法の指輪なんて偽物に決まってるっしょ!」 「バーカ!バーカ!」 レイコちゃんは顎を突き出して笑い、 ナナちゃんは 調子に乗って囃し立てた。 「じゃあ、指輪と帽子、 あたしにちょうだい! どうせ要らないんでしょう!」 こんな人たちの所に、 大好きなおばあちゃんの形見を 置いておきたくない。
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