304人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
「やめろっ……」
常識人が
良心の塊が――。
「そこでじっくり見てるといい」
悪魔のように笑って
折り目正しくスーツを脱ぎ始めた。
「この子がどれだけ僕を愛しているか」
愛と美の女神
アフロディーテに愛されたその身体を。
惜しげもなく露にして。
「身も心も、僕らがどれだけ通じ合っているか」
「やめてくれ……そんなこと……」
今、目の当たりにしたりしたら。
俺は
きっと
発狂する――。
最初のコメントを投稿しよう!