第1章・女?男?

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悪魔・ドS・変態… 相川克哉を表現するとあたし的にこうなる。 悪魔に握られたキャミソール・悪魔に見られた淡いブルーのブラ。 あたしは何故床に下着をばらまいて? あっ…お風呂に入る直前に淡いブルーか黒か…で悩んでた。 あの時…手からスルリと落ちたんだわ。 たしかに風呂上がりのあたしは淡いブルーの上下の下着より黒の下着をつけて、淡いブルーのキャミソールをつけている。 あたしって! 初対面の悪魔に握られて、しっかりと見られていたなんて! 隣の部屋なんて… あの悪魔がどんな仕事をしていようと、あたしは昼間にはマンションには居ない。 朝と夜だけ気をつければ良いだけだわ。 もしも会ったらダッシュで逃げれば良い。 あたしは悪魔には会いたくない! 恋人達がイブの余韻を楽しむ街に、疲れきったあたしはあまりにも目立ち過ぎたようで振り返り振り返り見られていたようだ。 『あの人絶対寂しいイブを過ごしたんだ。 だって、デートっていう服じゃないもん』 『聞こえるって、行こう』着飾った女が彼に寄りかかり笑う。 あたしだって、あたしだって! こんな時期に引っ越しをしなきゃ1人きりのクリスマスを過ごしてない!←はず。 カップルを振り返りながら歩いてると誰かとぶつかった。 『いてぇな!』(痛いな) あたしはぶつけた鼻をさすりながら謝った。 『ごめんなさい』 『謝って済ませられるなら警察はいらねぇよ』 うわっ、酔ってる? 誰か… 誰か助けて! 『謝ってるじゃないですか』 あっ…!
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