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『あたし1人で片付けられますっ!帰ってください!』
『仕事何してるの?』
『あなたに関係ないっ』
赤いコートはケーキを持って部屋に上がりこんで、
ケーキを冷蔵庫に入れて呆れかえった。
『引っ越しから3日経って冷蔵庫にはタッパに入ったおかずしかないじゃない』『それはお母さんが食べなさい…って』
『食べる物ちゃんと食べないと大きくなれないわよ』赤いコートは更に、あたしの手からコンビニ弁当を取りまた呆れた。
『鍋やフライパン、調理する物は?コンビニ弁当じゃ栄養片寄るけど。あなた料理出来ないの?』『あなたってさっきから失礼な事ばっかり!
料理くらい普通に出来るわよ。有休終わるまでにこの段ボールから荷物を開けて整理しなきゃいけないの。料理してる暇なんかない』
『だから手伝ってあげるって言ってるじゃない。
人の親切は素直に受けたら?威勢が良い猫みたいに噛みついてないでさ』
『噛みついてなんか…』
『バス停からこの部屋にたどり着くまでの8分、親切に送り届けてあげようって言うのにずいぶんな言われようだし。
叫ばなくてもあなたなんか襲わないから』
『なっ…!』
『だってあたし男しか興味ないし』
『女の人?ってもあなたも胸がなさそう』
『男に掴めるくらいバストあってどうすんの(笑)』
『あなた男~っ!
出ていって!出ていってよぅ!』
『あたしが怖いの?男しか興味ないって言ってるでしょ(笑)』
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