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関谷くんがあたまを撫でると、
猫は気持ちよさそうに喉を鳴らした。
猫をみる
関谷くんの眼差しは凄く優しくて、
また私の心臓をドキドキさせた。
それから、
少しずつ関谷くんと
話すようになっていった。
家のこととか
あんまり聞いたりするのは悪いかな、
って思ってたんだけど、
意外と関谷くんの方からしてくる。
「ばあちゃん、足が悪いから、
僕が買い物とかしてるんだ」
「そうなんだー」
学校帰り。
関谷くんとふたりで
近くのマックでお喋り。
最初は私とふたりなんて
ほんとにいいのかな、って思ったけど、
まだ他に友達がいないし、
私と話すのは楽しいからっていわれた。
……それって。
変な期待、しちゃいますよ?
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