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『お～い🎵オタクく～ん🎵今日も放課後はｹﾞｰｾﾝ通いですか～？ｱﾊﾊ』
『やだ～！オタクくん、毎日ｹﾞｰｾﾝ通い⁉マジ ウケるんですけどｫ！ｷｬﾊﾊ』
いつも授業が終わると教室では こんな会話がやりとりされる。
僕の周りで。
ｳﾙｻｲ奴らだ。
簡単に僕のｺﾄを話そう。
僕の名前は
"秋葉拓雄(ｱｷﾊ ﾀｸｵ)"
あだ名は
"オタク"
なぜかと言うと…
ﾀｸｵを連発して読むと…
あら不思議、オタクに聞こえるではないか。
しかも名字はｱｷﾊなのにｱｷﾊﾞと読まれるしまつ。
勝手にクラスの愚民どもが僕に付けたあだ名だ。
ﾁｸｼｮｳ…愚民どもめ…
いつか僕がｶﾞﾝﾀﾞﾑを作ったら、捻り潰してやる！
おっと！自己紹介の途中だった💦
顔は自称、ｽﾗﾀﾞﾝの流川楓。
しかし愚民どもは、人の顔を見て、
『"劇団ひとり"に激似～』
とか、街を歩いていれば
『"劇団ひとり"さんですよね⁉あたしﾌｧﾝなんですぅ～‼ｻｲﾝ下さい‼』
とか言われるのがしょっちゅうだ。
趣味は、ｹﾞｰｾﾝに行くこと。
大雨の日も台風が来た日も…僕はｹﾞｰｾﾝに毎日通っている。
皆勤賞ものだ！(ちょっと自慢)
だって…君に会いたいから。
君の笑顔…
今にも吸い込まれそうな緑色の瞳…
嬉しいと跳びはね、揺れる胸…
そして可愛い声…
『き～もちイイ～⤴』
嗚呼…ルキアたん‼
今すぐ 君に会いにｹﾞｰｾﾝに行くからね‼
僕は教室を飛び出て、一目散に自転車小屋へ向かった。
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