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クラブ活動
葵はみなみちゃんに「ごめんね」と詫びた。
担任が入ってきて、今日の予定が発表された。
「今日は男子は南階段を上った所にある空き教室にて、身体測定と健康診断を行う。女子はこの教室を出て右に歩いたら突き当たりの空き教室で執り行う。」
「先生!終わったら自然解散で良いのですか?」
クラス委員が尋ねた。
「どうするかな、どうだ何かクラスで話しあいで決める事は無いのか?」
「別に有りません!」
男子が先生に言った。
「何も無ければ、今日はクラブ活動の募集をしているから、各位入部したいクラブの説明を聞くと良いのかな」
先生は、少子化に伴い入学する生徒数が減った為に空き教室が増えた事や、身体測定や健康診断の重要性を話してホームルームは終了した。
男女に別れてそれぞれ、指定された教室に移動して、体操着に着替えてから、身体測定と健康診断を受診した。
葵とみなみは、一緒に身体測定をした。
みなみちゃんが、視力検査をした時に、視力測定表の印が開いている方向を全て答えたのに葵は驚いた!?
あれ、みなみちゃんは視力が弱い筈では無かったの?
「みなみちゃん、何で全部見えたの?」
「私視力だけは良いから、いつも2、0だよ」
自慢げに言った。
みなみの嘘つきと思った。
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