第1章

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先日、彼女が出来た。 大人しくって、可愛らしい子なんだけど、高校が同じだったみたいで、その時から好きだったんだと。 そんなことを言われて振るのもあれだし、彼女というものも居なくて寂しかった俺は、付き合う事にした。 こんな俺のどこがいいのやら、今日のデート中も引っ付いてきて、可愛らしい。 なんかいろいろ吹き飛びそうな事もあったが無事に家に帰る。 ぎりぎりまで居たせいで終電も過ぎ、2人ともまだ車を持っていなかった為、俺の家に来た。 「じゃあ、私がご飯作るよ。ゆっくりしてて?」 彼女の自慢は料理がとても上手い事らしい。 せっかくなので任せてみることにした。 が、なんだか気になる。 冷蔵庫にはそれ程食材も無かったはずだから、出来ることも少ないだろうに、出てこない。 台所を覗く。
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