1980人が本棚に入れています
本棚に追加
そう易々と本部へ通してなるものかと妨害を行う。歩兵集団が果敢に対戦車砲を肩に担いで狙いをつける。
ストライカー装甲車から四十ミリ擲弾が連続で発射された、的を外していたが偶然を伴い礫で射手が倒れる。
同時に発射ボタンを押してしまい、足元でロケットが大爆発してしまった。
「正面防壁あり」
「主砲で破壊しろ!」
言うが早いかライフル砲が火を放つ。複数の砲弾でコンクリート壁がボロボロになる、そこへパーシングが体当たりを敢行、コンクリートが押し倒され装輪の下敷きにされた。
「司令部へ到達!」
「歩兵下車だ、白兵戦を行うぞ!」
ストライカー装甲車一両、コマンドウ装甲車二両から兵員が九人ずつ下車する。
ブッフバルト少佐とフィル先任上級曹長もFA-MASを手にして降りるとすぐさま突入を命じた。
「やるぞ、俺に続け!」
少佐の悪い癖だ、興奮すると後先考えずに危険に身を晒してしまう。
班を率いてフィルが入れ替わりで先頭に躍り出る。
外部からの増援を阻止する為に機甲部隊は機銃をこれでもかと撃ち続け、指揮官の帰りをその場で待つこととなる。
最初のコメントを投稿しよう!