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コンビニから帰って来た新から、当然の如く追及された。
「姉貴!信から聞いたけど……。鬼主任が家に来るって、どういうこと?」
「え、そのまんまだけど?あ、一応お客さんなんだからね。面と向かって『鬼主任』なんて言うのやめてよね。『佐伯主任』だからね!」
「送ってもらったって言ってた人だろ?姉貴の彼氏なのか?」
「……うん。そうだよ。付き合ってるの」
「ふーん……。俺たちも居ていいのか?邪魔じゃね?」
もしかして、気を遣ってるつもり?
「いいのよ!ちゃんと紹介したいから。彼にも確かめたけど、5人家族だって事も知ってるし」
「そうか……。シフト代わってやろうか?」
「それじゃ意味ないでしょ!私が作った料理を食べてもらいたいんだから」
そうよ、美味しいと思って欲しいから、腕によりをかけて作りたい。
「じゃあさ、ケーキでも焼いたらどう?」
「そのつもりだけど……」
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