甘い初恋

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『……』 口づけをしながら高史は両手を吉彰の背中にまわし抱き締めた。 その後、互いの唇が離れると高史と吉彰はベットにあがった。 吉彰は衣服を脱ぎ捨て全裸になると高史を見つめた。 『俺はあなたと交わりたい、でも高史さんが嫌だと言うなら俺は帰ります』 『……』 高史は無言のまま衣服を脱ぎ捨て全裸になった。 吉彰は潤んだ瞳で見つめる高史を押し倒し体を重ねた。 高史はシーツを掴みながら吉彰の愛撫に乱れ喘ぎ声を出した。 『高史さん…』 『あああ…』 高史は激しくなっていく吉彰の愛撫に気を失った。 吉彰は眠っている高史を起こさないようにベットからおり衣服に着替えると高史の家を出ていった。 それから暫くして目を覚ました高史は体を起こした。 『吉彰さん…』 黙って帰ったと思った高史は落ち込んだ。 その時、玄関の方から音がし高史はベットからおり玄関に行った。 『どうしたんですか』 『吉彰さんこそどこに行ってたんですか』 『ケーキを買いに行ってたんですよ』 高史にケーキの袋を見せると吉彰はリビングに行った。 吉彰は袋をテーブルの上に置きキッチンに行くと小皿とスプーンを出しテーブルの上に置いた。 『ショートケーキとゼリーだよ…座って食べよ』 『はい』 テーブルに近づき椅子に座ると高史は小皿に梅ゼリーを乗せた。 吉彰も座り小皿を掴むと抹茶ケーキを乗せた。 『頂きます』 梅ゼリーを一口食べた高史は吉彰を見た。 『美味しい?』 『吉彰さんの店のケーキやゼリーの方が美味しい…』 『高史さん、気を使わないで…』 『気なんか使ってない、吉彰さんの方が美味しいと思ったから言ったんです』 怒った高史は椅子から立ち上がり寝室に行った。 『高史さん…』 吉彰は椅子から立ち上がり寝室に行った。 高史はベットに座り顔をそらした。 吉彰は高史の隣に座り『機嫌を直してください』と言って高史の手に触れた。 『俺は気を使ってあなたの方が美味しいと言ったのではありません、本当にあなたの店のケーキが美味しいと思ったから言ったんです』 『わかってます、高史さん』 吉彰は高史の唇にキスをした。 その後、吉彰は舌を絡ませながら高史をベットに倒した。
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