甘い初恋

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高史はズボンを受け取りはいた。 『中村先生、あんた変だよ…男と体を重ねるなんて』 『でも良かったでしょ』 中村先生は高史の唇にキスをした。 『んん…』 高史は中村先生の腕を掴みながらエロい口づけを感じ受け入れた。 その後、唇が離れると高史は鍵を置いて音楽室を出ていった。 『中村先生は何を考えているんだ、男にあんなことをするなんて』 高史は頬を赤らめながら廊下を歩いた。 それから時間は過ぎ放課後の時間になった。 『先生、行くのか行かないのかどっちだよ』 『何が?』 『メイドカフェに行くか行かないか』 『ゴメン、用事があるから行けないわ』 高史は教室を出ていき職員室に向かった。 3人の生徒達はいつもと違う高史に怪しんだ。 『いつもの高史先生じゃないよな』 『怪しい』 3人の生徒達は高史に築かれないように行動を見張った。 その後、職員室から出てきた高史は音楽室に向かった。 『音楽室?』 『今からピアノを弾くのかな?』 生徒達はあとを追いかけた。 『…約束通り来たぞ…』 高史は中にいる中村先生に声をかけた。 ドアが開き中村先生が現れると高史を中に連れ込んだ。 『あれ中村先生じゃないのか』 築かれないように生徒達はドアに近づき耳をあてた。 すると中から高史の喘ぎ声が聞こえた。 生徒達は驚きながら顔を見合わせた。 そして1人の生徒がドアを少し開け中を覗き目を見開いた。 『凄い…高史先生が…』 中村先生に抱かれる高史の姿を見た生徒は興奮し始めた。 『ん?…』 気配を感じた中村先生は高史を生徒に見えるように抱いた。 『ああ…』 高史は中村先生の愛撫に乱れながら気を失った。 中村先生は高史を床に寝かせ立ち上がるとドアに近づきドアを開けた。 『お前らここで何をしてるんだ』 『別に何もしてませんよ、なぁ?』 『うん』 『さっさと帰れよ』 中村先生は音楽室のドアを閉めた。 廊下を歩きながら3人の生徒は中村先生に抱かれながら乱れる高史の姿を思い出していた。 その頃、中村先生は知り合いのケーキ屋に電話をかけていた。 『もしもし吉彰、俺だけど』 『どうしたんだよ』 『今からお前の店に行っていいか』 『良いけど』 『じゃああとで』 電話を切ると中村先生は眠っている高史を見つめた。
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