甘い初恋

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『眠れないな…』 目を開け体を起こした小野田はソファーから立ち上がり寝室に行った。 眠っていた桑野は大事な部分を手で触られ感じた。 『んん…小野田…』 『俺たち付き合ってるんだし良いよな』 『やめろって…ああ…』 『そろそろ良いかもな』 小野田は桑野のお尻の穴に大事な部分を入れ体を重ねた。 『哲平…』 桑野はシーツを掴み喘ぎ声を出した。 小野田は桑野を抱きながら『初めてだな、涼が俺のことを名前で呼ぶの』と言った。 『哲平…』 桑野は小野田に抱きつき喘ぎ声を出すと気を失い倒れた。 『良かったよ、涼』 小野田は桑野の隣に倒れ眠りについた。 ー次の日の朝、高史の家ー 『俺のせいですね、無理をさせたから』 吉彰は熱で眠っている高史のおでこに濡れたタオルを乗せた。 『吉彰さんのせいじゃないから気にしないでください』 高史は吉彰の手を握った。 『俺、仕事を休みます』 『心配しなくても大丈夫だから』 『でも、何かあったら』 『薬を飲んでゆっくり休めば治ります』 『わかりました、何かあったら俺の携帯に』 『わかりました』 『早く帰りますから』 高史の手に口づけをすると吉彰は出掛けていった。 高史は携帯を開き高宗に電話をかけた。 『もしもし杉山ですけど』 『どうしたんですか』 『風邪を引いてしまって、お休みさせていただきたいんですが』 『わかりました、俺から校長に言っておきます』 『お願いします』 電話を切ると高史は目を閉じ眠った。 それから暫くして携帯が鳴り出した。 高史は携帯を取り開くと電話に出た。 『もしもし…』 『俺だけど』 『周ちゃん?』 『元気がないな、具合でも悪いのか』 『風邪を引いちゃって熱があるんだ、悪いけ…ど…』 具合が悪くなった高史は携帯を床に落とした。 『もしもし高史、どうしたんだ…高史…』 『周ちゃん…』 携帯を拾い口を開いた。 『今から行くから家の場所を教えろ』 『場所は…』 家の場所を伝えると高史は気を失った。 周二は携帯を切りタクシーで高史の家に向かった。 それから暫くしてタクシーは高史の家の前に止まり周二はタクシーからおりた。 そして周二は家の中に入り高史がいる部屋を探した。
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