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『高史…』
熱で苦しんでいる高史を見つけた周二は寝室の中に入りベットに近づいた。
『大丈夫か、高史』
『周ちゃん…来てくれたんだ…』
『熱がものすごくあるじゃないか、薬は飲んだのか?』
『病院になかなかいけないから』
『薬を買ってくるから』
周二は急いで薬を買いに出掛けていった。
『はぁはぁ…はぁはぁ…』
高史は熱で苦しんだ。
その数分後、薬を買って周二が戻ってきた。
『高史、薬を買ってきた、さぁ飲むんだ』
『……』
高史は周二に体を支えられながら薬を飲んだ。
『側にいるからゆっくり休んで』
『周ちゃん、ありがとう』
高史は体を倒し眠りについた。
『高史を1人にするなんて』
ベットに座り眠っている高史を見つめると周二は唇にキスをした。
『……』
唇を離し周二は熱で苦しんでいる高史の服を脱がせ肌に触れた。
『…んん…周…ちゃん…』
高史は肌に触れている周二を見つめた。
周二は高史を見つめながら『高史のこと好きだった、今も高史のこと忘れられずにいる…高史…』と言って周二は高史のズボンを脱がせ体を重ねた。
『やめて…周ちゃん…嫌…』
周二の体を押し離そうとしても力が入らない高史は周二に抱かれた。
その時、玄関のドアが開き吉彰は靴に目を向けた。
『誰か来てるのかな』
吉彰は寝室に行き周二に抱かれている高史を見て驚いた。
『何をやってんだ』
吉彰は高史から周二を離れさせ突き飛ばした。
『高史さん…』
吉彰は息が荒い高史を抱き寄せた。
『はぁはぁ…はぁはぁ…』
『高史さん…おでこが熱い、熱が上がってるんだ』
吉彰は高史の乱れた衣服を整え抱きかかえると病院に出掛けていった。
周二は床に座り頭を抱えながら『高史…ごめん…俺、どうかしてた』と言った。
ー病院ー
診察をしてもらった高史は部屋に運ばれ点滴を打った。
『点滴は1時間ぐらいかかります、何ありましたら呼んでください』
『はい』
『……』
看護婦はその場から離れていった。
吉彰は椅子に座り高史の手を握りながら『熱が下がれば帰って良いって…大したことないで良かった』と言った。
暫くして高史は目を覚まし『吉彰さん…』と言って吉彰を見つめた。
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