甘い初恋

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『吉彰さん…ああ…』 『高史さん…俺、いきそうだ…』 『俺もいきそう…』 高史と吉彰は激しく体を重ね喘ぎ声を出すと疲れて倒れた。 その後、吉彰は高史を抱きかかえ寝室に運ぶとベットにおろした。 『まだ足りない…吉彰さん…』 『無理をしない方がいい』 吉彰は高史を抱き寄せた。 高史は吉彰の腕の中で眠りについた。 ー次の日の朝、高史の家ー 高史は玄関先で吉彰を見送った。 『行ってらっしゃい』 『行ってきます』 吉彰は出掛けていった。 高史はドアを閉め玄関を離れるとリビングに行きソファーに座った。 『もう1日、休むって電話をした方がいいよな』 高史はソファーから立ち上がり寝室に行くとベットに座り携帯を開くと高宗に電話をかけた。 『もしもし中村先生、すみませんが今日も休みます、明日は出勤します…』 『わかりました』 『お願いします』 電話を切ると高史はベットに倒れた。 それから数分後、インターホンが鳴った。 『吉彰さんかな』 高史は寝室を出て玄関に行くとドアを開けた。 『周ちゃん…』 『来るべきじゃないと思ったんだけど、榎木が高史に会いたいって言うから』 『久しぶりだな』 周二の後ろに隠れていた榎木が姿を見せた。 『お邪魔します』 榎木は勝手に家の中に入り上がるとリビングに行った。 『おい勝手に』 『高史』 『何?』 『この前のことなんだけど』 『立ち話も何だから上がって』 高史は榎木の元に行った。 『……』 周二は靴を脱ぎ上がるとリビングに行った。 周二は榎木と高史が楽しく話している姿を見て口を開いた。 『高史』 『何だ』 高史は周二に目を向けた。 『小学校の頃から好きだった、高史…俺と…』 『周ちゃん、嬉しいけど俺には恋人がいるんだ、ゴメンな』 『そんなこと言わず周二に抱かせてやれよ』 榎木は高史の体を掴みソファーに倒した。 『何を…』 『決まってるだろ…』 榎木は高史の体にまたがり上服を脱がせると肌に触れた。 『榎木、やめろって』 高史は必死に抵抗した。 榎木は高史の両手首を掴み唇を重ねた。 『んん…』 唇が離れ高史は榎木を見つめた。 『周二、俺が先に味見をするよ』 『嫌だ…やめて…』 高史はむりやり榎木に抱かれた。
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