甘い初恋

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ー体育館ー 『吉彰さんが来ました』 『……』 中に入った吉彰は高史に近づいた。 『今から何が起きるんだ』 『俺達の結婚式です』 『結婚式!』 『驚くのわかります、俺だって驚いてます』 『高史先生、吉彰さん、喋ってないでこちらに来てください』 机の前に立っている井上が声をかけた。 『行きましょう』 高史と吉彰は井上に近づき前に立った。 『今から高史先生と吉彰さんの結婚式を始めます…中村先生、お願いします』 井上は高宗と入れ替わった。 『山本吉彰さん、杉山高史さんを一生愛することを誓いますか』 『誓います』 吉彰は真剣な顔で答えた。 『杉山高史さん、山本吉彰さんを一生愛することを誓いますか』 『誓います』 高史も真剣な顔で答えた。 『それでは近いの口づけを』 『皆の前でするのか』 吉彰は頬を赤らめながら高宗に言った。 『何を恥ずかしがってんだよ、近いの口づけをしろ』 『やらないと駄目か』 『近いの口づけをしないと結婚式は終わらない』 『わかったよ』 吉彰は高史に目を向けた。 『吉彰さん、じっとしててください』 『え!』 吉彰は高史に唇を奪われた。 『……』 唇が離れると高史は頬を赤らめながら吉彰を見つめた。 その時、先生達と校長と生徒達に祝福された。 『ありがとうございます』 皆に頭を下げると高史と吉彰は見つめ合った。 吉彰は高史を抱き締めながら『愛してる』と言って口づけを交わした。 校長は先生達に小声で『行きましょう』と言って築かれないように体育館を出ていった。 『涼、俺達も』 『あぁ』 桑野と小野田も築かれないように他の生徒達を連れて体育館を出ていった。 吉彰と激しい口づけを交わしていた高史は誰もいないのに築き口づけを止めた。 『誰もいない』 『キスに夢中になってたから、築かなかったんだな』 『吉彰さん…』 激しい口づけで興奮してしまった高史は吉彰の腕を掴みながら潤んだ瞳で見つめた。 『そんな顔をされると…高史さん』 『吉彰さん』 高史は吉彰の手を握り道具室に行った。 『ここなら大丈夫です』 高史はスーツを脱ぎ全裸になった。 吉彰はズボンを脱ぎ高史の唇にキスをすると高史を床に倒した。
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