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『すみません…』
高史は頬を赤らめ吉彰から顔をそらした。
『店に来てくださいね、お待ちしてます』
『はい…』
『それじゃあ』
吉彰がドアを開け出ていくと高史はドアを閉めた。
『何でドキドキしたんだろ』
高史は部屋に行きベットに倒れた。
『高宗、待てよ』
吉彰は先を歩く高宗に駆け寄り一緒に歩いた。
『楽しげに話をしてたな、俺を無視して』
『何を怒ってんだ、もしかして焼きもちか』
『誰が…』
足を止めた高宗は頬を赤らめた。
『心配しなくてもお前から彼を取らないよ、それに俺には彼女がいる』
『…そうだよな…ゴメン…』
『何か食べに行かないか』
『何を食べる?』
高宗と吉彰は再び歩き始めた。
ベットに倒れていた高史は体を起こし『買い物にでも行くか』と言って高史は出掛けていった。
その頃、高宗と吉彰はラーメン屋でラーメンを食べていた。
そこへ吉彰の恋人、聖子が友達と現れた。
『あれ?吉彰、店はどうしたの?、高宗も学校は?』
『ずる休みだよ』
『ずる休み?、高宗も?』
『あぁ…』
『友達が待ってるぞ』
吉彰は聖子を友達の元に行かせた。
『ダブルデートのことだけど、明日ダブルデートしないか』
『明日?』
『遊園地でダブルデート』
『俺は良いけど』『明日は4人ともずる休みだな』
吉彰と高宗はラーメン屋の前で別れた。
その頃、高史は地図が書かれた紙を持って閉まったケーキ屋の前でじっと立っていた。
『店が閉まってるってわかってるのに来ちゃった』
『あれ?君は…』
吉彰が現れ高史のドキドキは高鳴った。
『店が閉まってるってわかってるのに来てしまいました』
『ケーキを出しますから中へどうぞ』
『すみません』
高史は吉彰についていき店の中に入った。
『美味しそうなケーキがいっぱい並んでる』
高史はガラスケースの中に並んでいるいろんなケーキを見つめた。
『2階に上がって待っててください』
『2階?』
『俺の部屋です、新作のケーキをあなたに食べて貰いたいんです』
『わかりました』
高史は階段を上がっていった。
吉彰は抹茶のロールケーキを一口サイズに切りその抹茶のロールケーキを皿に乗せ2階に運んだ。
高史は座布団の上に座り吉彰を待った。
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