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『……』
高史は吉彰を見つめた。
『俺が忘れさせてやる』
高史の引き裂かれた服を脱がせると吉彰は肌に口づけをした。
『んん…今はそんな気分じゃ…あ…』
『……』
吉彰は買ってきたケーキを高史の肌に塗り始めた。
『何を…』
『高史さんの肌を美味しくしてるんですよ』
『吉彰さん…んん…』
息が荒れながら見つめる高史に吉彰は口づけを交わした。
その後、唇が離れると吉彰は高史の肌に塗られているケーキをなめた。
『ああ…』
感じた高史は喘ぎ声を出した。
そして吉彰は大事な部分を高史のお尻の穴に入れ体を重ねた。
その頃、苺はバーで酒を飲んでいた。
『……』
『苺?、やっぱり苺じゃん』
『……』
苺は振り向き立っている2人の男に目を向けた。
『久しぶりだな、苺』
『周二と伊織か』
苺はコップを掴み酒を飲んだ。
その後、周二と伊織は苺の隣に座り酒を頼んだ。
『いつも1人で飲んでるのか』
『いつもはホスト仲間と飲んでる』
少し酔っている苺は周二と伊織に高史への思いを口にした。
『俺、高史に悪いことをしてしまったんだ…乱暴するつもりはなかった、大人になっても変わらない高史を姿に俺は…』
苺は頭を抱えた。
苺の告白に周二と伊織は驚いた。
『伊織、電話してくる』
周二は席を立ちトイレに行くと個室に入り携帯を開くと高史に電話をかけた。
その頃、高史は吉彰に寄り添いながら眠っていた。
吉彰は鳴り続ける高史の携帯が気になっていた。
『せっかく落ち着いて寝てるんだ』
吉彰は寝ている高史を起こさないようにベットからおりると鞄の中から携帯を取りだし電話に出た。
『もしもし…』
『高史、俺だけど』
『すみません、今、高史さんは寝てまして』
『その声はもしかして吉彰さん』
『なぜ俺のことを』
『鈴木周二です』
『何かご用ですか』
『高史のことで話があるんです、会えないでしょうか』
『わかりました、俺の店に来てください、場所はわかりますよね』
『わかります、それじゃあ』
吉彰と同時に携帯を切った周二は個室を出てトイレから離れると伊織に近づいた。
『今から吉彰さんの店に行ってくる』
『俺も行こうか』
『お前は苺を頼む、1人にしておけないだろ』
伊織に苺を任せると周二はバーを出て吉彰の店に向かった。
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