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『俺はもう忘れた、だから周ちゃんも忘れて、友達関係に戻ろ』
高史は優しく微笑みながら手を差し出した。
『あぁ…』
周二は差し出された高史の手を握った。
その後、高史はベットに座り吉彰と周二は床に座った。
『周ちゃん言ったよね、苺が俺に本気で惚れてるって…本気で惚れてなんかないよ、俺は苺のこと友達だと思ってたのに苺は違った…俺に言ったんだ友達だと思ったことないって』
高史は悲しげな顔をしながら言った。
『本気で言ったんじゃないと思うよ、バーで酒を飲んでた苺は高史にしたことに苦しんでた…だから高史に言ったことは本気じゃないと思う』
『……』
『気にするな』
『周ちゃん?』
高史は立ち上がる周二に目を向けた。
『明日、苺を高史の家に連れてくるから、本当の気持ちを聞け』
『2人きりで会うのは…』
『吉彰さんがいるだろ』
『周ちゃん』
高史は立ち上がり周二を見つめた。
『幸せになれよ…それと嫌な思いをさせて悪かった…吉彰さん、怒らないでくださいね』
周二は高史の唇にキスをした。
驚いた吉彰は立ち上がった。
唇が離れ『高史への思いに別れをするためにキスをした…高史、これからは友達の周ちゃんだ』と言って周二は優しく微笑んだ。
『周ちゃん』
高史は周二に抱きついた。
『高史、吉彰さんが怒ってるぞ』
周二は高史の体を掴み離れさせた。
『……』
『高史の悪いところを教えておいてやる、誰彼構わず抱きつくのはやめろ、それとその顔もだ』
『顔?』
『潤んだ瞳で相手を見つめる顔だ、男は皆その顔にやられる』
『そんなわけ』
『俺はもう帰るよ』
周二は吉彰を見つめ吉彰は少し頭を下げた。
『……』
周二は階段をおり店を出ていった。
吉彰は高史の腕を掴み振り向かせると高史を抱き締めた。
『どうしたんですか?』
『……』
『吉彰さん?』
『……』
暫く高史を抱き締めると吉彰は高史の唇にキスをした。
『んん…』
高史は吉彰の激しい口づけに吉彰の腕を掴みながら受け入れた。
その後、互いの唇が離れると吉彰は潤んだ瞳で見つめる高史の体を抱きかかえベットに運ぶとゆっくりおろした。
高史はズボンを脱ぎ吉彰を押し倒すと吉彰のズボンを下ろしまたがった。
そして高史は吉彰の顔を見つめた。
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