第1章 ネトパスコントロール

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【指令塔】内部___ 「あぁ、来てくれたね、凛音ちゃん」 少し前から待っていたエンマが凛音を歓迎する。 凛音は、突然開化した能力を人並みに使えるよう、エンマと特訓をするため、【指令塔】へと足を運んだ。 ここは【指令塔】の地下2階にある訓練所で、いつもは交戦隊等が使っているが今日のみ貸切状態だという。 まだあたりは薄暗く、凛音に睡魔が誘う。 ごしごしと目を擦りつつ、エンマの元に駆け寄り 「エンマさん、これ、どゆことですか?」 「え?」 エンマの前にタブレットをつきだした。 そこには、『速報!逆魔界に英雄現れる!』と書かれた大きな見出しのあるニュース記事が映っていた。 「『英雄』......て私の事ですよね?勝手にやりましたよね?これ」 「あれっ、駄目だった?」
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