第一章

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一月たっても人々の視線は変わらない。 母は相変わらずニコニコしている。 だが…ある日…… フッと母に違和感を覚えた。 思えば、僕と再会してからずっとそうだったんだろう。 母の目は…………… 僕と…別の何かを見ていた。 食事も三人分用意することがある。 誰もいない場所に向かって怯え、そして笑う。 ボケたのか? 単に僕はそう思い込むことにした。 だが………… それがはじまりだった。
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