第1章

3/18
4人が本棚に入れています
本棚に追加
/18ページ
彼女、真奈とは約2年前に知り合った。 友人の紹介だったが、会うまでは特に期待していなかった。 別に彼女はいらないと言ったのに、僕の事を仕事人間と呼ぶそいつが強引に会う機会を設け、 今更断っては相手にも申し訳なく、更には友人の顔をも潰してしまうという事で、仕方なく会う事が決まったのだ。 でも今思うと、あの時会って良かったと心から思う。 彼女の優しさに満ちたその笑顔に夢中になったのは、寧ろ僕の方だったのだから。 一言で言うと癒し系の彼女。ただ只管、欲しいとそう思った。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!