第1章

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プルルルル…… 彼らの裏の仕事は一本の電話(依頼)から始まる。 マリ「はい、マリア・フワンリスです。」 依頼主は様々。 主に警察、FBI、マフィアなどからだ。 勘のいい人はここで気が付くかもしれないが、そう…彼らの裏の仕事は “組織潰し”である。 依頼を受け、ターゲットとなった組織を本当に潰すべきかを調べ、結果によってその組織の末路を決める。という内容だ。 これも彼女の父から受け継いだ仕事である。 マリ「…はい、はい。わかりました。お任せください。…では…」 ガチャリ マリ「…ふぅ…レオン!アリス!ルシアン!…仕事よ」 レオン「…御意」 アリス「はーい♪」 ルシアン「了解」 マリ「今回のターゲットはイタリアのマフィアよ。ボスの名前が、オズヴァルド・レゴリーニ。アリス!調べてちょうだい」 アリ「はーい」 フワンリス家では最新のシステムと情報屋を駆使し、ターゲットの情報を僅か30分ほどで全て集め、一時間後には判決を下す。 使用人の3人は家事や掃除等ではなく、“殺し”のプロである。特別な理由でフワンリス家に使えているため組織潰しにはもってこいの人材なのだ。
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