第1章

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授業終了のベルが鳴った。宏は少しだるそうに理科室に向かう校内の廊下を歩いていた。一つ上の階段をペタペタと上がっていく。茜に声をかけて一緒に部活に行こうとした。二人は同じ物理部の部員仲間だった。ひとつ上の先輩だか話があい、宏はタメ口を聞いていた。「茜、部活行こう!」と声をかけた。普段くりくりと大きな可愛い目が振り向いた。
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