第1章

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 そんな拓海の耳に、 「だからみんなも、 一生懸命に働いているお父さんやお母さんに感謝をしなければならないんだぞ!」と言い放った新垣先生の声が飛び込んできた。  道徳の授業が終わり、 掃除を済ませた生徒たちが、 一斉に帰り支度を始めた。  拓海も、 スクールバックを手に取った。 学校から配られた資料がたくさんあり、 バッグの中身が、 朝よりも重たく感じられる。
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