もう一つの仕事

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「ふあぁ~っ…よく寝た」 いつものように紅葉に起こされて 支度を整えて廊下を歩く銀杏 「たまにはご自分で起きられたらどうですか?」 「その内な。」 「まったく…」 いつも書類を片付ける仕事部屋へ向かう 座布団に座る銀杏 「よし。今日も書類を片付けるか」 ダルそうに肩をまわす銀杏 「今日は書類ではありません。」 「そうなのか?…では休みか?」 「寝ぼけないでください。 もう一つのお勤めです。」 「わかっておるわ。冗談の通じない奴め」 書類をやらずに済んで嬉しそうに言う銀杏にズバッと返す紅葉に銀杏は、つまらなそうな顔をする 「人間どもの…か」
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